#1 あおくんと初めてしゃべった日
8月、私はお昼からカフェバイトをしていた。
私の働いているところは離職率がめちゃくちゃ低い。前いた店長が、人手不足でも誰も採用しないというスタンスだったため、忙しい分みんな仲良し。
(いや、人手不足なら誰か雇えよ、、、)
私は店長が変わって初めて採用された、店の1年ぶりの新人だったらしい。
だからずっと新人ポジションのままでいつもの人たちとお昼の店を回していた。
契約社員のポンコツ6年目の馬さんと、やさしいけど馬さんのことが大嫌いなパートのおばおねえさんの羽さん、私を採用してくれたシン店長、超絶美人の私で頑張っていた。
ちなみにシン店長の口癖は「俺、青学。で、今コレ。(床掃除やりながら)」
火曜日は大体このメンバー。でも今日はちょっと変わる。
新人さんがくる。私よりも新人の。
シン・店長がこの店に4月初めて来たとき、人手不足っぷりに絶望したらしい。
だからちょっとずつ人を増やしてる。その一環の人が来る。(私もその一環のくせに、あたかも違うみたいな。いや、私はシン・店長に初めて採用されたんでね、、エッヘン(^^♪💦)
その人は2時から。私は新人さんに会えるのをワクワクしていた。
私は人見知りだけど、自分より下の人には比較的いけるタイプ(いやなヤツ)
っていう根底の心情は隠して、
自分よりも新人の人に対しては自分からあいさつしなきゃ!!😅っていうぶりっ子精神で新人さんと対面しようと思っていた。
忙しい中、馬さんが「トイレ!!」と言った。羽さんが馬さんのトイレ発言にキレていることを確認したときに、新人さんが来た。
新人さんは店長の支配下に置かれ、食器処理担当になった。
今日いる中で2番目に新人の私はレジ。レジとウォッシャーの距離は遠い。そもそも馬さんがうんこしているから忙しくて話しかけるタイミングがない。
そんなことしているうちに、体内のうんこを世の中に放出してきたばかりの馬さんが帰ってきた。
まだお店がちょっと忙しくて、そのとき、馬さんがポンコツだから大した戦力になっていないことを思い出した。
ちょっとレジを抜けて挨拶すればいいのに、中々レジから動けない。
レジから動いたとしても挨拶するタイミング逃したら、あの子なんで動いたの?って思われそうで、、(ビビりすぎ)
羽さんが帰り、馬さんがドリンク・フード担当になった。
馬さんの苦手なピクルスドックセットの注文が入ってしまった。馬さんはピクルスドックを作るスピードが尋常じゃなく遅い。しかもセットだからドリンクも作らなきゃいけない。
馬さんピンチ、馬さん、羽さん帰ったからか、堂々とスローモーションでドックを作る。
おい、急げよ。心の中に閉まっておきながら、私はレジとドリンクをやる。
またお店が混んできた。レジ前に人が並んできた様子を見て、新人さんがドリンクを作ろうとこっちに来ようとしてくれた。
来た!!!
え!来てくれるの!
ここで少し話せるかも!!!!
てか助けに来てくれるんだ!!!そういう系の人ね!!!(見定めようとすな)
シン・店長「あ、あおくんは食器から離れちゃだめだよ。馬さんがいるから人でいっぱいになっちゃう。ドリンクは赤ちゃんがやってくれるし、ピクルスドックはもうすぐ、多分もうすぐ作り終わると思うよ。」
新人さんは食器から離れられない呪文を掛けられてしまいました。
そんなこんなで馬さんのピクルスも作り終わり(おsssssssっそ)、お店も空いてきた。
そしてついに新人さんにあいさつした。(急)
「赤ちゃんです。よろしくお願いします。」
「((#^^#)、ペコリ)」
いや名乗れよ。
え、私が挨拶したんだよ。しかもちょっとぶりっ子混ぜたよ?
なのに無言で返された。
でもそのときのニコニコ顔は今でも忘れられない。
その笑顔だけで、あ、この人いい人だっていうのが伝わるような笑顔。
これが私とあおくんの最初の出会い。
ごめんなさいタイトル詐欺です。あおくんはしゃべっていませんでした。あと最初に話した前の店長のクダリ、いる?(笑)